〜研究のタネ:スタッフによるミニ研究〜


少年兵 



1. 少年兵ってなに?

  18才より下の子どもの兵隊のこと

    → 世界中に50万人以上いるといわれていますが、正しい数はわかっていません。




2. なぜ子どもたちが戦うの?

 「小型武器」がでてきたから

    → 小型武器は軽くて、小さく、子どもでもかんたんにつかえます。
      なので、戦う兵士の年齢が下がりました




3. 子どもたちが兵士になるのはどうして?

  むりやり兵士にさせられる
   → 軍人が子どもをゆうかいします。

  自分から兵士になる
   → まずしい子どもも、軍隊に入ればいきるために必要な服、食べ物、住む場所が手に入ります。




4. 少年兵のことがくわしくわからないのはどうして?

  多くの少年兵が戦場で死んでしまうから

  自分の年齢を知らないこともたちが多いから

  遠くから見ると子どもか大人かわかりにくいから

  銃をもった人たちのなかに入って調べることは、危なくてむずかしいから





5. 小型武器の数ってどのくらい?

  世界中に約8億7500万丁くらい

    ★世界の8人に1人がもっているけいさんになります。
     毎年世界中で、新たに800万丁の小型武器が作られています。




6. 武器につかわれるお金っていくら?

  年間220億ドル(約2兆4103億円)

     → このお金は、本当はまずしい人たちのためにつかわれるべきお金です。




7. 少年兵や小型武器がなくならないのはどうして?

  少年兵にならないと生活ができないようなまずしい子どもがたくさんいるから

  ダイヤモンドや石油などの資源をとりあう戦争に、たくさんの小型武器が
  つかわれているから
 
    → この戦争は今もつづいています。

     


8. アフリカのウガンダでは・・・

ウガンダの国旗
  • ウガンダには神の抵抗軍と呼ばれる反政府組織があります。
    この軍と政府軍の間で、戦争が20年以上つづいています。
    神の抵抗軍にゆうかいされた子どもは約6万6000人もいます。
    兵士の90%が子どもの時もあったので「子どもの軍隊」ともよばれていました。

    ウガンダのリハビリ施設には体と心に傷をおった子どもたちが多くやってきます。
    施設では、心の傷をなおすようなカウンセリングをしています。



9. 今、少年兵をへらすために必要なことは?

  少年兵がいる国のリーダーに「子どもを兵士にしてはいけない」と教えること

  少年兵になった子どもたちがふつうの生活にもどれるようにするたすけること

  まずしい国をたすけること






=参考資料=

・鬼丸昌也+小川真吾『僕は13歳 職業、兵士。あなたが戦争のある村で生まれたら』(2010、合同出版)
・柳瀬 房子『小型武器よ さらば』(2004年、小学館)

・COALITION TO STOP THE USE OF CHILD SOLDIERS
http://www.child-soldiers.org/childsoldiers/questions-and-answers

・アムネスティ・インターナショナル
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=126




リサーチ担当:佐藤友哉

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