東アジアの文字


・トンパ文字

中国の雲南省のナシ族はトンパ文字という絵のような文字を使っています。


 →わたしたち(は) ナシ族(です) あなたたち(は) ともだち(です)



↓トンパ文字







・ ハングル
ハングルは朝鮮半島(今の韓国と北朝鮮)で今から500年ほど前につくられた字です。文字のそれぞれのパーツが“音”をあらわしています。













・漢字

今つかっている漢字は、むかしは違うかたちをしていました。
いまから3000年くらいまえ、中国の殷という国のおうさまが、占いをするために甲骨文字をつかいはじめました。
漢字のいちばんはじめのかたちが甲骨文字です。


甲骨文字は亀の羅や牛のにかかれていました。

そのあと、金文というもじへ、かたちがかわりました。

いまから2230年くらいまえ、小篆というもじがつくられました。
秦という国のおうさまが、くにのみんなが使うもじをつくったのです。


・篆書:てんしょ(小篆)



いまから2160ねんくらいまえには、隷書という文字が使われるようになりました。



・隷書(れいしょ)


1700ねんまえくらいから、いま使われている漢字のかたちになりました。








・ 日本にやってきた漢字

いまから1900〜1800年くらいまえに、中国から日本に漢字がつたわりました。
つかわれるようになったのはそれから500ねんくらいあとでした。

すこしづつかわってきた日本の漢字は、ひらがなやカタカナになっていきます。
いまつかっているひらがなは、1200ねんくらいまえにつくられました。

そのひらがなは女の人のためのものでした。
   →☆それまでは男の人だけが文字をかいていました。



ひらがなをつかってたくさんお話ができました。

カタカナも、ひらがなと同じころにうまれました。



・かな文字 (高野切第三種)






++まだまだある漢字の種類++


・草書………さらさら書いてある字



・行書………てんやせんが次の字へすこしつながっている字



・楷書………カクカクしている字





★もしかして甲骨文字より古い!?

・ 4年前くらいに寧夏で新しい文字を発掘!
・ しかも!甲骨文字より古いかもしれない!
・ 漢字の歴史がさらに長くなります!
  →さらに、殷より古い王朝があった可能性あり!
   つまり、伝説の夏王朝が存在したかもしれない!





参考文献:
=Web サイト=
・ハングルの森
http://hangulforest.com/


=書籍=
「トンパ文字 Tompa Characters」:王超鷹(著):マール社
「書道 I」:教育出版
「講座 こころの書道 中級編第三巻」:東京書道教育会



トンパ文字&ハングル・・・リサーチ、文、イラスト、図:小栗宏太
漢字&日本にやってきた漢字・・・リサーチ、文、イラスト、書:伊藤久美子
(チームきっず2009)

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